ガスコンロの選び方

据え置き型ガスコンロの賢い選び方

2017年11月08日 18時49分

カセットコンロは各家庭に一つあれば災害時なども便利なので、選択肢にいれない方が多いようですが、
据え置き型ガスコンロのバリエーションはかなり豊富ですので、あまりにも種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からないという方が多いようです。
また、据え置き型ガスコンロは簡単に購入でき、取り付けも個人でできるため、専門家に相談しないで重大なことを調べずにとりあえず、
ホームセンターやネットショップで購入したはいいものの、使用出来ないということもあるようです。
そこで、失敗しない賢い据え置き型ガスコンロの選び方をご紹介していきましょう!
 
 
  • 設置する環境の確認
1.家庭用ガスの種類
家で使用されているガスは基本的に二種類あり、プロパンガス、都市ガスの二つです。
また、呼び方もそれぞれあります。プロパンガスの別名はLPガス、LPG。都市ガスの別名は12A・13Aとあります。
なぜ、ガスの種類を確認する必要があるのか。それは、天然ガス種を間違えるとコンロは使用できないからです!
ホームセンターやネットショップなどで個人的に購入した場合、ガスの種類の確認が個人の判断の為、
ガスの種類を間違え使用できないというケースが後を立たないようです。
 
ガスの種類の見分け方は?
★家の裏にガスボンベがあるかどうかを確認する
家の裏にガスボンベがある場合→プロパンガス
家の裏にガスボンベがない場合→都市ガス
という見分け方いなっています。
ガスコンロは、使用するガスに合ったものを選ばなくてはいけないので、据え置き型ガスコンロを購入する際は必ず、
事前に自宅のガスがどの種類なのかを確認してください。
 
2.サイズの確認
据え置き型ガスコンロにはサイズが2種類あります。
標準サイズの60センチと、コンパクトサイズの56センチの2種類です。
室内の設置場所によっては標準サイズがはまらない可能性もありますので、事前に設置場所の幅を正確に測って、
それに合わせた最適なサイズの商品を購入しましょう。
★壁の位置の確認も忘れてはいけません!
二口のガスコンロは標準バーナーと大バーナーが組み合わさっているのですが、大バーナーの火力が強すぎるため、壁紙を燃やしてしまう恐れがあります。
つまり、大バーナーの位置は壁側から遠い側にするのが原則となっています。
 
3.トッププレート(天板)を選ぶ
そもそも、ガスコンロの天板とは、火が出るコンロの下の部分を指します。
ではなぜ、天板選びが大事なのでしょうか。
それは、この天板(トッププレート)素材の種類によってガスコンロの見た目だけでなく、お手入れのしやすさが大きく変わるのです。

★天板素材の種類は主に4種類!
価格帯の安い順番に並べてみましょう。
ホーロー素材、フッ素コート素材<ガラスコート<ガラス
「ホーロー、フッ素コート素材」が同価格程度で、その次が特殊なホーローにガラスコーティングをした「ガラスコート」で、
一番高いのは「ガラストップ」になります。
基本的に、据え置き型コンロやビルトインガスコンロはこの4種類ですが、稀に、業務用や特殊な家庭用コンロで「ステンレス」素材を使うことがありますが、「ステンレス」のコンロは高級です。

・「ホーロー素材、フッ素コート素材」
メリット:価格が安く素材上黒やシルバーが多い。
デメリット:耐久性が弱い、表面塗装が割れると、そこからサビ始める。

・「ガラスコート」
メリット:見た目はほぼガラスで、衝撃に強い、色のバリエーションが豊富。
デメリット:表面のコーティングにヒビが入ると割れた部分から錆びる。

・「ガラストップ」
メリット:見た目的にも優れている、耐久性、耐熱性もあり、お手入れがとても簡単、熱がガラスに伝わりにくいので、天板に触れての火傷がしにくい。
デメリット:商品価格が高く、一点の衝撃に弱く、いきなり割れたりする。

★グレードの高いトッププレートほど価格が高くなりますが、それでも予算に余裕がある場合は、長年見て考えた際に耐久性も高いガラストップがおすすめです。
 
4.グリルの種類を選ぶ(機能性)
お料理作りにこだわりのある方や、魚を焼くことが多いという家庭の場合は、グリルもこだわって選びましょう。
高機能モデルの場合は、両面焼きに加えてオートグリル機能があり自
動で魚を焼き上げてくれます。
 
【ビルトイン型ガスコンロの選び方】
ビルトイン型も選び方としては据え置きタイプと基本的に変わりません。
据え置きタイプとの違いは次の2点です。①サイズは60cmもしくは75cm②バーナー口数は2口か3口のどちらかを選ぶという点ですね。
ですが、ビルトインタイプは、システムキッチンで規定されている幅の商品を選ばないといけません。
つまり、違うサイズのものは選べませんので注意してください。

★ビルトインガスコンロの設置はガスを取り扱う作業なので、大変危険です。
つまり最終的に必ずガス業者の設置工事が必要になるというのも、危険があるから資格を持った者が行うのです。
ビルトインガスコンロの設置は自分ですることなく専門業者に依頼することをおすすめします。
 
【まとめ】
ガスコンロの選び方について説明してきましたが、お役に立てましたでしょうか。
上記を踏まえても、あまりにも種類が多すぎて決められないという場合は、先にメーカーを選んでしまうのもおすすめです。
また、既存のガスコンロと同じメーカーを選ぶと、戸惑うことなく使い始めることができます。
以上の選び方を参考にして、自分に最適なガスコンロを選んでください。